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プレゼントを選ぶのは大変です

プレゼントを選ぶのは大変です。
私が妻と結婚して初めて引越しをした年、妻への誕生日プレゼントを探しに私一人でデパートに出かけました。
私は以前勤めていた会社で妻と知り合い、2年間の交際を経て結婚することになったのです。
妻は結婚と同時に会社を辞め、専業主婦になったのです。
私は、結婚して間もない頃から転職を考えるようになっていきました。
私は、当時働いていた会社が嫌いになった訳ではありませんでした。
良い上司にも恵まれていて、駆け出しの私に、思ったとおりにやらせてくれたのです。
まだ右も左も分からないような私を何度か海外出張にも行かせてくれたのです。
そして、仲の良い同僚や先輩も大勢いました。
しかし、私は自分が持っている技術をもっと活かせる職場で働きたいと考えるようになったのです。
私は、ある技術職としてその会社に入ったのですが、配属されたのは全く違う部署だったのです。
いろいろと考えた挙句、会社には黙って転職活動を行うようになりました。
そして、大学時代の同級生の伝手で地方の企業へ転職することになったのです。
その場所は、私にとっても妻にとっても全く初めての土地でした。
ですが、妻は文句ひとつ言わずに付いてきてくれたのです。
私は、そんな妻に対して感謝の気持ちを伝えたかったのです。
私は、今まで妻に何か物を買ってあげたという記憶がほとんどありませんでした。
それと言うのも、妻は私にプレゼントはいらないとよく言っていたからです。
そんな言葉に甘えて、私は本当にほとんど贈り物をしなかったのです。
私が唯一覚えているのが、婚約指輪ぐらいです。
ですから、妻に何をあげたら良いのか、そして喜んでくれるのか全く見当がつきませんでした。
私は、とりあえず新しい土地の繁華街に出向いて、その中でも一際大きなデパートの中を手当たり次第に探して回ったのです。
私は足が棒のようになるまで歩いてみました。
同じ売り場を何回も見て回って、その中で一番目についたのが、シックな感じのワンピースだったのです。
私は、妻の洋服のサイズなど知りませんでしたから、店員に妻のおおよその身長と体格を伝え、妻に合いそうなサイズを購入することにしたのです。
私は、妻が喜んでくれるかどうかとても不安でした。
そして、妻の誕生日の晩にそっと誕生日プレゼントを手渡したのです。
妻は驚いたような顔で、早速箱の中身を確認していました。
そして、それがワンピースだとわかると早速着替えて私に見せてくれたのです。
その時の妻の顔はいつになくニコニコとしていました。

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